ストレスについて(その47)

前回の(その46)では、アメリカのリハビリ医である、ジョン・サーノ博士の考えをご紹介致しました。それでは今回は、もう少し、違った方面から私たちのストレスについて考えてみましょう。皆さまよくご存知のように、ストレスというのは、もともとの状態に対して、外部から何らかの力が加えられることによって、もともとの状態が保たれていないという状態を表しています。ということになりますと、では、もともとの状態というのはどういう状態なのか、ということが問題にならなくてはなりません。
もともとの状態が分らなければ、ストレスによってそれが何らかの形でゆがめられているかどうかも分かりません。もともとの状態というのは、とうぜん、その人その人によって違いますが、根本的には、もって生まれてきた、自分の心身の状態ということでしょう。ですから、心身が頑健な人もいますし、弱い人もいます。ですので、ストレスを論じるときにも、その人その人の持っている心身の力を考慮して取り組まなければなりません。
もともとの状態は、生まれた時の状態ですので、私たちは生まれた時の状態でいることが、一番、安定しているということになるでしょう。ですので、ストレスによって体調が悪くなったり、精神的に不調になった時には、生まれた時のような身体状態、心理状態に戻せば、回復してきます。その時に有効なのが、心理療法です。この時の心理療法は、自分の身体と心を、もとあった状態に戻す方法ですので、やり方は簡単です。つまり、もとの安定した自分の姿を想像して、自分がその状態に戻っていことを想像すればいいのです。
言葉で表しますと、何かややこしいことになりますが、実際にやってみればそんなに難しいことではありません。そういう方法の一つに、人類が古来から実践してきた、宗教的な方法があります。といいましても、新興宗教や、他の怪しげな宗教ではなくて、真面目な伝統的な宗教です。例えば、真言宗とか天台宗という、信頼のおける教えの中に、そのヒントがあります。
それでは次回で、そういう方法についてご紹介していきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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