ストレスについて(その5)

前回の(その4)では、ストレスの影響は、(1)身体にあらわれる場合と、(2)心や精神的な面にあらわれる場合と、(3)その両方にあらわれる場合があることをご説明しました。私たちは日ごろ、ストレスがあらわれるのを感じるのは、精神的な面にあらわれることを良く経験しますので、ストレスが身体にあらわれることは、あまり、自覚していません。しかし、ストレスが身体にあらわれることはとても多くて、しかも、それがストレスの影響であるということに、気が付きにくいのです。
反対に、ストレスが身体にあらわれても、それがストレスの影響だと感じやすいこともあります。
たとえば、朝、会社に出勤する時に、急にトイレに行きたくなったり、おなかが痛くなったりすれば、『これは、今日、大事な会議があるから、それが気になっておなかが痛くなったんだろうな』、と気付きます。
子どもの場合には、学校に行く前におなかが痛いというような場合です。
しかし、たとえば、朝、出勤する前に、腰痛が出たとしましょうか ? この場合には、『これは、今日の大事な会議のストレスのせいだな!!』、とすぐに感じる人は、あまり、多くはないことでしょう。
しかし、現実には、ストレスで腰の痛みを感じることは、とても多いのです。このことは、私たちはよく注意をしておくといいと思います。私たちは、痛みはヘルニアなどのように、骨が悪かったり、神経痛のように、神経が痛んだりしたために、痛みを感じると思いがちですが、痛みはそういう原因だけではなくて、もっと、他の原因で痛くなることが多いのです。このことを知っておくと、腰痛などに対応する時には、とても役に立ちますので、ご注意なさって下さい。

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神戸北ストレス科学研究所

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