睡眠障害(不眠症)について(その33)

前回の(その32)では、『腹式呼吸』について考えました。今回は、〖胸式呼吸〗についてご説明します。一般的に、健康法として呼吸法を考えるときには、皆さまもよくご存知のように、〖腹式呼吸法〗がいいといわれます。たしかに、腹式呼吸法は、気分を落ち着かせたり、自律神経を安定させるためには適していることが分かっていますので、健康法として取り入れるにはいい方法であることには間違いがないと思います。睡眠の点から考えてみても、腹式呼吸法は適しています。深い腹式呼吸をしばらく続けていますと、気分が落ち着いてきて、眠くなることもありますね。
しかしながら、健康法として考えるならば、もっと他の要因も加味して考えなくてはいけないと思います。健康法としての呼吸法の目的は、まず第一に必要なことは、酸素を肺に取り込む、ということです。身体の各種の反応(代謝活動)には、いくつかの要素が必要になります。その中の一つが〖酸素〗です。私たちの生体は、当然、酸素がなくては維持されません。ご存知のように、息を止めて酸素が体内に入らなければ、動物は身体の働きを維持できなくなって、死んでしまいます。
そういうことから考えますと、必要な酸素を体内に取り込むには、どうしたらいいかということになりますが、そのためには当然、肺を大きく開いて、必要な空気を吸い込むことによって、酸素を取り込むということになります。その目的のためには、〖腹式呼吸法〗では、充分とはいえません。なぜかと言いますと、腹式呼吸法では、肺が大きくは動きませんので、吸い込む酸素量は少なくなります。
取り込んだ酸素量を測るには、〖血中の酸素飽和度〗を測定する方法がよく知られています。これは、簡単な測定器具を使って、血中の酸素の濃度を測ります。通常は、96%~98%くらいあれば問題がない、と判定されています。しかし、健康であるためには、もう少し多くて、99%くらいあるといいのではないかな、と私は考えています。
このことにつきましては、次回でまた、ご一緒に考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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