認知行動療法について(その55)

前回の(その54)では、ストレス解消には、『自律訓練法』が効果がある、ということをご紹介しました。今回からは、この『自律訓練法』について詳しくご説明していきます。
『自律訓練法』は、その名前があまりなじみがないので、なにか、とっつきにくい印象を受けてしまいます。というのも、この方法が日本に紹介されたのが、1975(昭和50)年代ですので、当時の社会環境からすれば、一般的には医学的な知識が広まっていなくて、普通の人たちは今日ほどには、医学的には情報が得られていませんでした。そういう中ですので、当時、お医者さんや心理学者や、他の研究者たちは、一般の人たちをあまり意識せずに、専門家や、それに近い方々を対象として啓蒙活動をしてきました。ということで、使われる言葉(単語)も、今からみれば小難しい感じがする言葉を平気で使っていました。
反面、この言葉の難しさと比べますと、『自律訓練法』はもともとが『セルフケア法』として開発されていますので、自分が実際に行うのは、そんなに難しくはありません。そのうえに、この数十年の間には、関連する参考書もたくさん発行されていますし、YouTube等の媒体でも紹介されていますので、自分で簡単に修得することも出来ます。
それではまず、この『自律訓練法』の特徴から考えてみましょう。
まず【1】、この『自律訓練法』は、ドイツの精神科医であった、ヨハネス・ハインリヒ・シュルツによって開発・創始されました。ということで、医学的な検証がしっかりとされています。他の心理療法等の中には、研究が不十分な方法もありますが、『自律訓練法』はそういう面からは、とても安心して利用することができます。
【2】使用する目的が広い範囲にできますので、利用する効果が得やすいという利点があります。簡単なものでは、単なる、ストレス解消法としても使えますし、もっと深く練習すれば、自分の病気(心身症といわれる病気)を治すこともできます。近年では、学校で生徒や学生に教えたり、スポーツ選手がやり方を修得して、競技の成績を上げることにも利用されています。
【3】やり方が簡単ですので、自分でできますし、場所や時間を選びませんから、実践する回数が増やしやすいのも利点です。
次回からは、もう少し考えてましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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