前回の(その32)では、活性酸素について考えてみました。今回ももう少し続けてみましょう。この20年~30年くらい前から、活性酸素と健康の問題がよく取り上げられるようになりました。体内での活性酸素が多いと、私たちの健康上、いろいろな問題が起きてきます。現在では、いわゆる難病とよばれている病気の中にも、活性酸素が原因であろう、と考えられるものがたくさんあります。何故、活性酸素が原因と考えられるかといいますと、その病気の人が、『抗酸化食品や、水素水を飲むと、病気が治る』からです。
これらの研究は、たくさん行われているのですが、残念ながら、今の医学界の正規のルートでの研究発表にのりませんので、私たちにはなかなか届いてこないのです。まして、これらの治療法は、健康保険が利きませんので、普通の病院では治療を受けることができません。ストレスが多い生活を長く続けていますと、体内では活性酸素がたくさん発生します。しかし、健康な状態であれば、その活性酸素は自分で消化されて、害はなくなりますが、その消化する力が弱まると、活性酸素の影響が大きくなって、症状として現れることがあります。
活性酸素をなくしていくためには、いわゆる、『抗酸化食品』を食べるのがいいのですが、食品からだけではなかなか十分とはいきません。このような食品としましては、良く知られているポリフェノールとか、カテキンとかの緑黄色野菜があります。
それと併せて、ストレスを適切に解消しておくということが重要になってきます。ストレスが病気にとって悪い影響を及ぼすのは間違いがありませんが、このように考えてみますと、ストレスがあっても、活性酸素をうまく処理していけば、ストレスの影響を少なくすることも可能である、ということになります。
ストレスがこわい、怖いと恐れるだけではなくて、その対処法を知っていれば、また、違った面からの対策ができてきます。みなさまも試してみて下さい。
