睡眠障害(不眠症)について(その13)

前回の(その12)では、眠るために脳をリラックスさせるには、身体をリラックスするのが効果があるということをご説明いたしました。皆さまご存知の通り、身体をリラックスさせる方法はいろいろと知られています。今回は、その中の一つである、『自律訓練法』についてご紹介致します。
『自律訓練法』は、筋肉を弛緩させることによって、脳の緊張をやわらげようとする方法です。やり方はとても簡単ですが、うまくやりますと、緊張緩和には即効性が期待できます。
『自律訓練法』は、今から100年近く前の1932年に、ドイツの精神科医である、J.H.Schultzによって創始されました。その後、日本にも導入されて、現在も医学的にも、心理学的にも、または、教育現場や産業界でも、それぞれの目的に合ったように利用されています。
睡眠障害の改善のために使われる場合には、緊張をやわらげる目的で練習をします。やり方は、筋緊張を取るために、自己暗示的に、自分の身体の筋肉の変化に注意して、次第に、緊張をゆるめていきます。
それでは、実際のやり方を、順を追ってご紹介していきましょう。
まず、練習の姿勢を整えます。姿勢は、(1)横になった姿勢、(2)椅子に座った姿勢、のどちらかを選びます。練習の初期の段階では、(1)の横になった姿勢がおすすめです。横になった方がリラックスしやすいからです。
そして、ゆっくりと深い腹式呼吸をしながら、じょじょに体の力を抜いてリラックスしていきます。
そして次からは練習に入っていきますが、次回から、進めていきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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