睡眠障害(不眠症)について(その1)

認知行動療法が取り上げるストレスを考えていく上では、ストレスと関係の深い心身の症状を一緒に考えないわけにはいきません。その症状でよくみられるのが、『睡眠の問題』です。私たちが生活をしていくうえで、健康上のいくつかの重要な要件がありますが、睡眠はその中でも、大事なことの一つでしょう。
前の晩によく眠られた朝は、気分がいいですし、その逆で、眠れなかった翌日は、やる気も出ませんし、気持ちが晴れません。このように、睡眠は私たちの日常の生活の質を左右する重要な要素の一つです。このような考え方を、『QOL(Quality of Life)=生活の質』とよんで、医学や心理学では大切な項目として扱っています。
睡眠に障害がでますと、その程度があまりひどいと、普通の場合には、私たちはまず、お医者さんに診てもらいます。この場合には、多くの場合には、精神科か、内科になります。
最近では、『睡眠外来』という名称を標榜している病院もありますので、そこへ行くことも可能です。『睡眠外来』のように、『○○外来』という名前はよく見かけますが、これは、その分野に得意なお医者さんが、専門的に診療ができるように、名前をわけて表示することによって、患者さんの便宜をはかっているわけです。
この場合には、『睡眠外来』という名前にはなっていますが、実際の治療は、ほとんどのお医者さんは薬による治療が主体となります。ですので、もともと薬を飲みたくないと思ってい人には合いませんし、薬は依存性などの問題がありますので、飲み続けるとだんだん、効かなくなってくる、ということもあります。
ですので、なるべくは、薬を使わないでもよく眠れるようにしたいものです。
それでは、次回からは、薬を使わないでよく眠れるようにするための方法について考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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