ストレスについて(その6)

前回の(その5)では、ストレスは身体の症状として現れる場合があるとご説明しました。
今回は、ストレスが心の症状として現れる場合を考えてみましょう。これはもう、皆さまはよくご存知のように、『うつ病』など、精神的な病気がよく知られています。『うつ病』は、ストレス病としてよくかかる病気で、たしかに、ストレスが原因とされる場合が多くあります。しかし、うつ病の原因はストレスだけではなくて、場合によっては、ストレスはうつ病が発症する引き金になっているにすぎない場合もあります。
たとえば、うつ病になる以前から、不眠や早朝覚醒などの睡眠障害が出ていたり、食欲や性欲が衰えていたり、頭痛や腹痛が頻繁にしたりしていた場合には、それらの症状が身体の臓器に原因があるのではなくて、精神的な原因であると考えられる場合には、この時点ですでに、うつ病が潜んでいる、と想定されます。ので、そこに加えて、さらに大きなストレスが長い間続くと、うつ病としておもてに現れてくるのです。
つまり、多くの場合には、うつ病は、ある日を境にして、突然、現れることは少なくて、前もっての予兆のようなものがあるのです。
ようは、その予兆に気が付くかつかないかで、うつ病に対する対応策が大きく違ってきます。それでは、どのような症状が予兆として現れやすいのか、もしも予兆が現われた時には、どう対処したらいいのかについて、次回で考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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