認知行動療法について(その11)

前回の(その10)では、ご主人に台所の後片付けを頼んだ奥さんの頭の中に、『一家の主人であれば、後片付けくらいはすべきだ!!』、という『○○すべきである』、という思考パターンがあって、その思いが強かったので、後片付けをしていないご主人を見て腹が立った、ということでした。
それでは、このような『○○すべきである』、という思考パターンの他には、一般的にみて、どのような思考パターンがあるのでしょうか?
よくあるパターンとしては、『○○すべきである』、というのとよく似ていますが、『白◯か黒●か、はっきりしなくては気が済まない』、というパターンです。つまり、『白でも黒でも、どっちでもいいじゃないか』、というグレーゾーンがありませんので、とても疲れるのです。
この世の中に生きている以上は、いつでもが、はっきりとした結論が出るわけではなくて、『それでは、間をとって、グレーゾーンのこのように考えましょう!!』、といういわゆる、妥協するということもしょっちゅうありますので、それが受け入れられないとなりますと、これは精神的にはすごく疲れることになります。
そのようなことが重なりますと、ご本人にとっては、大きなストレスの種となってしまいます。

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神戸北ストレス科学研究所

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