これまでは、〖認知行動療法〗と、〖ストレス〗と、〖睡眠〗を話題にしていましたが、今回からは新しく、痛い病気である、〖頭痛〗と、〖腰痛〗も取り上げていきます。ご存知の通り、頭痛と腰痛は、この何十年か前から、私たちの大きな悩みの一つになっています。と言いましても、頭痛にしろ、腰痛にしろ、病気として現れているのには、色々な状況があります。と考えますと、私たちが自分でできる治療法が適用できるのは、いわゆる、『慢性疼痛』と呼ばれる、〖器質的な病変がない痛み〗です。
つまり、たとえば、頭が痛いからと言って、なんでもかんでも自分で対応してはいけません。と言いますのは、かりに、頭に脳腫瘍が出来ていて、そのために痛みが出るというような場合には、当然、脳の専門のお医者さんで診てもらう必要がありますので、症状が出たら、先ずは、専門のお医者さんに診てもらう、ということが重要な条件になります。
かたや、もうすでに、何年間も頭痛や腰痛で悩んでおられる方は、その場合には、あなたの頭痛や腰痛は、もうすでに慢性疼痛の領域に入っていると考えられますので、自分での対応が可能です。ですので、諦めないで、しっかりと治療に取り組まれるといいと思います。
それでは、分かりやすく一つの例を設定してお話しを進めていきましょう。ある人が、ある日突然、ひどい頭痛が出てきたと想定してみましょう。頭痛の場所は後頭部で、ズキンズキンとするような痛みだと仮定します。今までには経験したことのないような痛みです。このような場合にはまず、頭痛の他の症状がないかどうかをチェックしましょう。例えば、吐き気はしないか、めまいやふらつきはないか、手足のしびれなどはないか、をチェックします。それらを調べたら、まずは、お医者さんで診ていただきましょう。
お医者さんでは、出来るだけ詳しく、頭痛がした時の状況を説明しましょう。もしもかりに、すごくベテランのお医者さんであれば、この時の説明の内容から、重大な病気があるか、または、軽い一時的な症状であるかの推定をしますが、経験の浅いお医者さんは、すぐに、CTやMRI、脳波を調べるかもしれません。
それでは以後のことは、次回にお話しをしましょう。






