睡眠障害(不眠症)について(その35)

前回の(その34)では、呼吸の練習の前にする『呼吸筋』のマッサージについてご紹介しました。普通、呼吸法の指導を受けるときには、いきなり、『さあ、呼吸をしましょう !!』、というような入り方をしますが、これでは、うまく呼吸をすることができません。呼吸するということは、肺がふくらんだりしぼんだりして、空気を取り込むことですので、肺が柔軟に広がったり狭まったりする必要があります。そのためには、肺の周りにある『呼吸筋』を柔らかくほぐしておくことが重要です。
こうして、肺が上手く広がったり狭まったりするように準備をしたら、いよいよ、呼吸の練習に入ります。ここでは、胸を大きく動かす『胸式呼吸』を練習しましょう。呼吸の目的は7いくつかありますが、その一つには当然、『空気=酸素を取り込む』ことにあります。そのためには、肺を広げたり狭めたりしなくてはいけませんので、息を吸った時には、胸を大きく開いて空気をたっぷりと吸い込むようにします。ここで重要なことは、吸い込む時に身体に力を入れないことです。身体に力を入れて、ぐーーっといきんで吸い込むと、自律神経が興奮状態になって、血圧が上がりやすくなりますし、自律神経も興奮状態になってしまいます。それでは筋肉が硬直して、せっかく吸い込んだ酸素が、全身にいきわたりにくくなってしまいます。息を吐く時にも、身体には出来るだけ力を入れないで吐くようにしましょう。
肺を広げる感覚が分かりにくい時には、息をゆっくりと吸いながら、両手を軽く上のほうに上げていくと胸が開く感じがよく分かります。この場合には、腕はできるだけ、自分の前から上げるようにします。身体の横側から上げると胸が開く感覚が感じられにくくなります。そして、息を吐く時には、ゆっくりと吐きながら、体中の力を、すーーーっと抜くような感覚で吐いていきます。こうして、10~20分間練習するようにしましょう。練習する時間も重要で、2-3分では全然足りません。酸素が体内に回るためには、もっと長い時間が必要でしょう。
こうして練習したら、その後で、『血中の酸素飽和度』を測定して、血液中に酸素が充分に行き渡ったかを測定しましょう。『酸素飽和度』につきましては、次回にご説明いたします。

関連記事

神戸北ストレス科学研究所

電車・バス:神鉄「岡場駅」下車。「東有野台」行、「有野台4丁目」下車。
お車:「有馬街道」の「五社北」交差点から5分。「岡場駅前」交差点から6分。

兵庫県神戸市北区有野台 3-18-2
固定電話:078-987-5759
携帯電話:080-6161-9580

最近の記事

PAGE TOP