前回の(その41)では、大きなストレスがあった場合には、その影響が、【1】精神的な面に現れる場合と、【2】身体の症状として出てくる場合と、【3】精神的な症状と身体の面からの両方に現れる場合とがあることをお話ししました。今回はまず、【1】精神的な症状として現れる場合を考えてみましょう。
ストレスと精神的な症状といえばまず思い浮かぶのは、うつ(状態)ではないでしょうか ? これはどなたも思い当たることなんですが、問題は、そのうつ状態がいつ現れるかです。普通ですと、大きなストレスのあとに比較的早く、うつ状態になったり、または、数週間、数か月経ってからうつ状態が現れたりします。すぐにうつ状態になれば「ああ、あの時のストレスが原因だな !! 」、と気付きやすいのですが、数週間も経ってからうつ状態になっても、その原因がはっきりとは分かりにくくなります。
このような時には、その人が日ごろから、ストレスをどのようにして処理していたかが重要なポイントになります。日ごろから、ストレスをうまく処理して、気持の中にストレスをため込んでいないような人は、大きなストレスのあとでもうまく乗り切ることができるでしょうし、日ごろからストレスをうまく処理できていないような人は、大きなストレスのあとで、何らかの症状や不調が現れてしまうことになりかねません。
2つ目の症状の現れ方は、身体の症状として表れる場合です。この時にはよく注意してみておかなくてはなりません。身体の症状と、ストレスとの関係に敏感な人は、何かの症状が出た場合には、「ああ、あの時のストレスが原因だな !! 」、とピンと感じることができますが、ストレスとの関係に鈍感な人の場合には、「どこか、身体そのものが悪いんだろう。お医者さんに診てもらおう。」、ということでお医者さんに行きます。そうしますと、症状の原因がストレスという精神的な原因なのに、通常の普通の治療を受けることになります。そうしますと、当然、治療がなかなかうまく進まずに、いつまでも長引いてしまう、ということも起こり得ます。
次は、ストレスが、精神的な症状と、身体の症状との、両方に現れる場合です。この場合は少しややこしいのて、次回でご紹介致しましょう。







