認知行動療法について(その56)

前回の(その55)では、認知行動療法をするときに使う手法の一つである、『自律訓練法』について説明を始めました。ここでもう一度、『認知行動療法』と『自律訓練法』との関係を考えておきましょう。認知行動療法は、ご存知のように、自分の考え方を見直す、という作業が重要な要素になっています。しかし、自分の考え方を見直すというのは、いうほどには簡単でない場合があります。その理由は、もともと、自分の内面的なことに向かい合ってこなかった人は、自分の考えを変えにくいでしょう。さらには、いわゆる考え方が偏っていて、ガンコな性格の人も、自分の考えを変えるのは苦手でしょう。
そういう人に対しての対処法も必要となります。こういう時には、まずは、その人が柔軟にものを考えられるようにしておかなくては、認知行動療法の手法が進めません。その時に役に立つのが、『自律訓練法』です。自律訓練法は、脳の緊張をとることによって、緊張感や不安感をスゴク緩和しますので、頭がスッキリとします。そうすると、今までの自分の考えにとらわれていた考えが、自分で見直しやすくなるのです。つまり、アタマが柔軟になるのです。
このようにしておきますと、認知行動療法がスムーズに進められるようになります。時々、認知行動療法が効果があると聞いたので、指導をしてほしい、という希望を聞きますが、もしも、アタマが緊張していて、不安感が強いような場合には、いくら認知行動療法を実践しても効果が上がりませんので、要注意です。
それでは、自律訓練法の実際のやり方をご紹介していきましょう。先ずは、椅子に座るなり、床に横になるなりして、身体をリラックスさせましょう。このリラックスさせる段階がとても重要なことで、この段階で充分にリラックスできていなければ、リラックスするまでは、何回もリラックスの練習を繰り返します。この点が大きなポイントとなりますので、よく注意して進めましょう。それでは、ここからは次回に続きます。

関連記事

神戸北ストレス科学研究所

電車・バス:神鉄「岡場駅」下車。「東有野台」行、「有野台4丁目」下車。
お車:「有馬街道」の「五社北」交差点から5分。「岡場駅前」交差点から6分。

兵庫県神戸市北区有野台 3-18-2
固定電話:078-987-5759
携帯電話:080-6161-9580

最近の記事

PAGE TOP