認知行動療法について(その44)

前回の(その43)では、また今夜も眠れないのではないかな、と思っていたが、実際には心配したほどには眠れなくなくて、眠れないのではないかな、という予期不安が少なくなった、というお話しでした。
今回は、予想通りに、夜になると眠れなかった、という場合を考えてみましょう。この場合には、問題はなかな複雑です。といいますのは、この場合には、2つのことを解決していかなくてはならないからです。
『1』つ目は、「予期不安がおきないように、心理的に安定した状態になる」ことを目指す。
『2』つ目は、実際によく眠れるようになるトレーニングをすること。これは、睡眠障害の治療そのものです。
です。それではまず、『1』から取り組んでみましょう。眠れないのではないかな、という予期不安は、もともと、心の奥には、『不安な感情』があるからです。不安な感情があるから、いろいろなことに対して、不安感が過敏になってしまうのです。
通常、私たちはいろいろな不安な状態の中で生活をしています。しかし、日ごろの生活では、心理的に安定していますので、その不安感を強く感じなくても、普通に過ごすことができています。しかし、何かのきっかけや原因で、不安感を必要以上に強く感じてしまうようになります。
その原因の一つが、『自律神経系の乱れ』です。ご存知のように、自律神経系は、強いストレスが長い間続いていて、適切にそのストレスを解消していないと、ある時をきっかけにして、身体や心の症状として表われてきます。その表れの一つが、『予期不安』です。そうして、だんだんと睡眠障害、いわゆる、不眠症になっていきます。
それでは次回は、この予期不安が実際に現実になった場合に対しての対処方法を考えていきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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