前回の(その28)では、強いストレスが長く続いたときに体内で発生しやすい、活性酸素について考えてみました。活性酸素は、私たちの身体に必要なものの一つですが、それが過剰になったり、私たちの活性酸素に対する処理能力が悪くなったりすると、結果的に体内の活性酸素量が多くなり、それが、私たちの細胞を傷つけたり、腸内の環境を悪くしたりします。
最近、20年~30年間くらいの間に、この活性酸素の除去には、「活性水素」が有効であるという研究が進められてきました。活性水素はもともと、私たちの体内で作られているものですが、その量はごく少ないので、ストレス等で大量の活性酸素が発生してしまうと、その処理が追い付かなくなり、結果的に活性酸素が過剰の状態になってしまいます。
そこで、活性水素をどのような方法で摂取するかですが、水素を含んだ水、すなわち、水素水を飲むことでも水素を取り入れることができます。水素水は、皆さまご存知のように、たとえば、『大分県の日田の天領水』などが知られています。この水は、昔から身体にいいことが経験的にはわかっていましたが、その理由が解明されていませんでした。
しかし近年の研究で、この日田の天領水には、多くの水素が含まれていて、それが体内で活性酸素を除去するので、健康に役に立つということが解明されてきました。このような水は、名水ということで、地方地方でいろいろと知られていますが、その水に水素が多く含まれているかどうかは、水質の検査をしないとわかりませんので、どこの水でも、名水であれば、このような効果があるかどうかは分かりません。
世界的にみますと、たとえば、フランスとスペインの国境にある、『ルルドの泉』の水は、水素が多く含まれているということが分かっていますので、効果が期待できます。ほかには、『ドイツのノルデナウの水』や、『メキシコのトラコテの水』がよく知られています。
そして、日本では、このような水素水をつくる器械を販売している会社もあります。次回は、もう少し、この話題を取り上げてみましょう。
