睡眠障害(不眠症)について(その19)

前回の(その18)では、睡眠障害のための自律訓練法を説明致しました。この自律訓練法は、毎日毎日、しっかりと練習すれば、睡眠障害にはスゴク効果があります。練習をする時間は、一番効果があるのは、夜、寝る前です。さあ、これから眠ろうかという、20~30分前に練習します。
場合によっては、この練習をしている間に眠ってしまうことがあります。その場合には、眠るという目的が達成できたことになりますので、あなたには、この自律訓練法が適している、ということができます。このことは、あなたの不眠の原因を見つけることにも役に立ちます。つまり、自律訓練法は、リラクセーション法ですので、それが効果があったということは、あなたはひごろ、かなりのストレスを感じていたということになり、それが、あなたの不眠の一因であろう、と想像できます。
そうなってきますと、これからのあなたの不眠の対策は、なるべく、ストレスをうまく解消すること、というように、的が絞られてきます。
ストレス解消には、この自律訓練法はとても効果がありますので、夜寝る前だけといわず、毎日、時間を見つけて練習すると、睡眠障害の改善策になります。
以前のブログで紹介致しましたが、何年間も睡眠薬を飲んでいた人が、寝る前にこの自律訓練法を何回か練習している間に眠ってしまって、その夜は睡眠薬を飲めないで、それをきっかけにして、次の日からは、睡眠薬がまったく要らなくなった、という人を私は経験しました。これはつまり、その人の心理的なストレスが、脳の睡眠中枢を活性化したので、眠れるといういいスパイラルに入れたのではないでしょうか ?
このようなケースは特別なことですが、睡眠障害は、その原因が分かれば、解決はそんなには難しくはありません。みなさまも、試してみてはいかがでしょうか ? それでは、次回は他の方法を考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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