前回の(その27)では、ストレスが続いたり、ストレスの程度が強い時には、体内で活性酸素が発生して、その活性酸素が細胞を傷つけて、DNAを損傷することもある、とご紹介しました。もちろん、人にはもともと、活性酸素を除去するためのシステム(抗酸化力)が備わっていますので、適切な範囲の活性酸素でしたら、自分の力で充分に処理できます。
しかし、活性酸素の発生量が、自分の処理能力を超えてしまったり、または、自分の活性酸素の処理能力が、何らかの理由で弱くなったりしていますと、活性酸素の害が表面に出てくることになります。
その時にストレスの影響を受けやすくなってしまうということが、ストレスの悪影響です。日ごろは、出来るだけ、ストレスを解消しておきたいものです。ご存知のように、ストレスが病気に及ぼす悪影響はよく知られていますが、このように、活性酸素を通して、私たちの身体に悪い影響を及ぼすことも、けっして、無視できません。
それでは、その対策として、どうすればいいかを考えてみましょう。
活性酸素の除去法、または、処理法としては、皆さまもご存知のように、『抗酸化物』を摂取することが役に立ちます。抗酸化物には、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールやDHA,EPA、レスベラトロール、カテキンなど、日ごろ私たちが食べたり、飲んだりしている物に含まれています。ので、これ等の食品を積極的に摂取するのが役に立ちます。
具体的な食品でみてみますと、よく知られている『緑黄色野菜や果物』、『種実類』、『緑茶などの日本茶』、『海藻類』、などなどが良く知られています。抗酸化力を高めるには、あわせて、睡眠を良くすることと、適度な運動が欠かせません。
まずは、ご自身のこれらの現在の状態をチェックしてみましょう。
