認知行動療法について(その36)

前回の(その35)では、妊娠したり、出産したりした時のメンタル不調の対応方法について考えてきました。ここで一つ考えておくと役に立つのは、妊娠した時や、出産した時に、なぜ、メンタル不調(マタニティブルー)になりやすいか、という根本的な問題です。
そのことにつきましては、フランスの精神科医の、ダヴィド・S・シュレベール医師は、『フランス式「うつ」「ストレス」完全撃退法』という本の中で、次のように説明しています。
妊娠中のメンタル不調(マタニティブルー)の治療には、『オメガ3脂肪酸』の摂取が役に立つ、と書いています。オメガ3脂肪酸は、皆さまご存知のように、DHAやEPAやアマニ油などのあぶら製品です。ですので、メンタル不調になった時には、お医者さんで診てもらうことと同時並行的に、食事にも充分に気を付けて、オメガ3脂肪酸を適切に摂取することが、治療にとても役にたちます。というよりも、マタニティブルーの予防として、日ごろからこれらの食品を適切に食べる、ということが重要です。
さて、話しを認知行動療法に戻しましょう。妊娠⇒出産にあたっては、とうぜん、いろいろな不安や心配ごと、悩みが出てきます。まずは、そういうことを相談にのってくれる人を前もって見つけておくのが役立ちます。通常ですと、ご両親や親しい友人ということになりますが、それができない時には、別の方法を取らなくてはなりません。
その場合の一つが、心理カウンセラーということになります。普通、心理カウンセラーを選ぶ時には、自分の問題に適切に対応してくれるかどうかを判断の基準にしますので、カウンセラーが、もしも、自分に合わないなと思った時には、継続しない方が無難です。とすると、どのようにして、心理カウンセラーを選んだらいいのか、ということも問題になってきます。
次回は、そのことを考えてみましょう。

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