ストレスについて(その21)

前回の(その20)では、ストレスが身体に現われることについて考えてみました。身体と言いましても、そのほとんどは、筋肉に現われるのです。考えてみますと、内臓も筋肉でできていますので、内臓の筋肉にストレスが現われば、内臓の不調として感じられるわけです。
たとえば、皆さまもよくご存知のように、ストレスが強く感じられた時には、『胃がキリキリと痛む!!』、などと表現します。あるいは、『イライラが募って、頭痛がする!!』、というようなことも経験します。これらの表現は、なにも、大げさに言っているわけではなくて、実際に胃が痛くなりますし、頭が痛くなったりします。このような場合には、誰でもが、『この痛みはストレスのせいだな!!。ストレスを解消するようにしよう』、と感じることができます。
しかしながら、次のような場合には、これがストレスのせいだとは、なかなか、気づかないのではないでしょうか ?
それは、ストレスが原因で、脚の長さが違ってくることもある、ということです。強いストレスを長い間感じたままにしておきますと、脚の筋肉にその反応が現われることがあります。つまり、右と左の脚の長さが違ってくるのです。ベッドに仰向けに寝た姿勢で、右の脚と、左の脚との長さを測定します。もともと、何かの理由で左右の脚の長さが違う人は別ですが、そうでない人が、左右の脚の長さが違う場合には、ストレスが原因の一つであることが考えられます。
このような場合には、物理的な力を加えることによって、脚の筋肉の長さを調整することで、両脚の長さを調えると、ストレスが緩和されるのです。このようなことは、私たちの心と身体が、密接に結びついている、ということからも理解できます。
ですので、ストレスの状態を調べる時には、『心(心理的)からのアプローチ』と、『身体からのアプローチ』の両方をすることが、役に立つ、ということの一例です。
次回は、もう少しこれらのことを考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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