睡眠障害(不眠症)について(その8)

前回の(その7)では、よく眠れるための条件について考えました。今回は、眠りやすい脳にするための方法について考えてみましょう。
一般的に、脳が眠くなるのは、『メラトニン』という脳内物質が分泌されるからだ、と言われています。このメラトニンは、私たちが活動している昼間は分泌が少なくなり、夜になると多く分泌されて、脳を睡眠に導くとされています。睡眠障害の解決法としては、脳内のホルモンの問題があります。
ということは、睡眠ホルモンである、このメラトニンをうまく分泌させるかさせないかが、私たちの睡眠にも大きく影響してきます。メラトニンは、睡眠ホルモンともよばれていますが、目から入る光、つまり、明るい光の刺激によって、分泌がコントロールされます。
たとえば、朝の7時ころに、目から明るい光を取り込むと、約、14~5時間後に、メラトニンが分泌され始めます。ということは、夜の9時ころからメラトニンが分泌され始めて、次第に私たちを眠くさせてくれるわけです。ということは、私たちはある程度、自分で睡眠時間をコントロールできるということになります。
ですので、夜10時ころには眠くなってほしい、と望む時には、その14~5時間前の、朝8時ころに明るい光を目から取り込むといい、ということになります。しかし、この場合に問題なのは、光をしっかりと取り込んだとしても、メラトニンがうまく分泌できているかどうか、という問題があります。つまり、体内でメラトニンがうまく作られていないと、いくら光を取り込んだとしても、眠りには入っていけないわけです。
それでは、次回は、このメラトニンをうまく作るための方法を考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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