前回の(その29)では、新しい職場に異動になったあなたが、仕事でわからないことがあるので、隣の人に声をかけて、教えてもらおうとしています。
あなたはどちらかというと、引っ込み思案で遠慮がちな性格ですので、前もっていろいろと年越し苦労をしてしまいます。このケースの場合も、『声をかけても、つっけんどんな対応をされたらどうしよう』、とか、『説明をされても、理解できずに、内容が分からなかったらどうしよう』、というように、次から次へと、心配のネタが絶えません。
そういう時には、ゆっくりと大きな深呼吸をして、まずは、気持を落ち着かせましょう。そして、やり方の作戦を練ることにしましょう。
一番無難な方法は、相手の人が、気持ちがゆったりとしている時間に質問するのがいいのは、誰が考えてもそう思えますね。ということで、試しに、昼休みの時間に、休憩所で隣に座って、挨拶を兼ねて、話しかけてみることにしましょう。
初めは、『お隣に座ってもいいでしょうか ? 』、と切り出しましょうか ? そのうえで、『この度の人事異動で、隣の席に配属になりました、○○です。これからもよろしくお願い致します』、とありきたりの紋切り型の挨拶から始めましょうか。
それからは、問題の核心に触れていきましょう。新しい部署に異動になったので、分からないことがいろいろとあるので、時間がある時に教えてもらえませんか ? 、とお願いしてみましょう。
そうすれば、次の展開が開けてくる可能性もありますね。たとえば、相手の人が、『そうですか。それではお近づきの印に、今夜、近くで一杯飲みに行って、いろいろと情報を交換しましょう』、というようなことになるかもしれませんね。
しかし、そうはうまくいかずに、相手の人が、『そうですか。頑張ってくださいね。』、という程度のスルーに近い返事が返ってくることも考えられますね。
それでは、次回は、冷たくあしらわれた時の対応法について、作戦を立ててみましょう。