ストレスについて(その16)

前回の(その15)では、自律神経失調による症状がいくつか短い間に出てきたと想定しました。おそらく、多くの人は、複数の症状が短期間に出てくると、自分の身体は狂ってしまって、こんなにたくさんの症状が出てきた。えらいことになっているに違いない!!、と悲観的にとらえるでしょう。
しかし、前回まででご説明しましたが、他の重大な病気がなくて、自律神経失調による症状であれば、いっときにたくさん出ることが多いので、心配しないようにしましょう。
それでは、自律神経失調を調えていく方法について考えていきましょう。まず、自律神経失調症という名前について考えてみましょう。自律神経失調症というのは、病名ではなくて、身体の状態を表す言葉です。普通のお医者さんは、自律神経失調ですね、とは説明してくれますが、では、どのようにして治していくのかについては、多くの場合に説明や指導をしてくれません。
では、自律神経失調症を治していくには、どのようにすればいいのでしょうか ? それにはまず、自律神経の働きそのものを理解しておかなくてはなりません。自律神経は、簡単に言えば、自分の健康状態を維持し、守るために、環境や身体の状態が変わらないように、一定の状態を維持するために働いている神経ということができます。
たとえば、室内の温度が高くなれば、汗をかいて体温を放出して一定の体温に保つ、などです。このような身体の働きを、『ホメオスターシス』、とよんでいます。
ですので、そのような働きが頻繁になればなるほど、自律神経は疲れて破綻してしまいます。そうすると、自律神経失調のようなことになります。しかし、現実的に多いのは、そういうようなケースではなくて、多くの場合には、ストレスが強すぎて、その反動として、自律神経が乱れて、自律神経失調になる、ということが多いのです。
では、次回からは、もう少し、具体的な例をご紹介していきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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