睡眠障害(不眠症)について(その7)

前回の(その6)では、不眠症の状態には、どのようなことがあるかを考えてみました。今回は、睡眠障害にどのようにして対処していくかを考えてみましょう。
まず最初は、身体を眠れる態勢にすることから始めましょう。ご存知の通り、眠る目的の一つは、疲労を回復することですから、あくまでも、身体がある程度、疲れていなくては眠りにくくなります。ので、起きている間には、身体を適度に疲れさせましょう。一般的には、いわゆる、有酸素運動くらいまでが有効でしょう。あまり、疲れすぎても、眠るのに適していません。軽い運動や、仕事をして疲れさせる時には、いつも、出来るだけ深い呼吸をしながらするようにしましょう。
深い呼吸をすることによって、身体と脳に酸素が充分にいきわたりますと、疲労物質も排出されやすくなって、疲労回復が早まりますし、脳の働きも高まって、眠りやすい状態がつくりやすくなります。
次いで、眠りやすい環境をつくるようにします。寝室は、寒すぎず、暑すぎず、適度な温度にしましょう。室温は通常は、22~23℃がいいのではないでしょうか。また、寝具も眠りやすいものにしましょう。特に、枕はその人の好みによって、自分に合うものを選びましょう。
騒音も睡眠の妨げになりますので、出来るだけ、静かな環境をつくりたいですが、多少、うるさいところでも眠れるように、トレーニングすることも有効な場合がありますので、ひごろ、練習をしておきましょう。
次回からは、眠るために必要な、脳の条件を整えることを考えてみましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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