認知行動療法について(その26)

前回の(その25)では、職場での人事異動で、あなたが大きなストレスを感じている、という場面を想定して考えています。その時に、【1】新しい、知らない部署に異動になってしまった。これからうまくやっていけるだろうか、と不安になったあなたを仮定しています。ここで、まず、認知行動療法的に問題を考える場合には、あなたの性格を再確認しておくと、これからの対応がやりやすくなってきます。
では、どのように考えるのでしょうか ? こういう時には、まず、自分はどういう性格の人間であるか、ということを確認しましょう。
『1』いろいろな新しいことに対して、前向きに、積極的に取り組むタイプの人間か ?
『2』これまでの環境に慣れてしまうと、新しい環境には、なかなか溶け込みにくい性格か ?
『3』周りの環境が変わることに対して、変化を受け入れやすいタイプか、変化しないで、安定していることを望むタイプか ?
ここでもし、『1』のタイプであれば、人事異動などの変化に対しても、ストレスを感じにくいはずですから、あなたはこのタイプではないことになります。しかし、自分がそのことに気付いていなければ、単に、『私は、ストレスを感じません!!』、ということだけで終わってしまいます。
または、『2』のタイプであれば、とうぜん、人事異動等の環境の変化は、大きなストレスに感じられます。ので、自分は変化には敏感な方だから、人事異動の時期には、
それなりの対策を立てておくことが役に立ちます。とはいうものの、いつも常に、自分の性格を分析しておくということは現実的には難しいことですので、実際に異動された時になって、初めて、対策を取ることになります。
では、次回は具体的な対策について考えていきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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