ストレスについて(その4)

前回の(その3)では、大きなストレスは心の中にしまい込まないで、表に出して悲しみとか苦しみの感情を外に出すのが効果的だと説明致しました。
これによく似たケースとして、じつは最近、私は次のような経験をしました。私の親しい女性の友人が、大腸がんを患いました。ちょうど時期を同じくして、その人のお嬢さんが自殺をして、亡くなられたのです。
その友人は、長年にわたって、あるグループに属していて、グループ内でもリーダー的な役割をしていた人ですので、お嬢さんが亡くなってからも、今までと変わらないくらいに明るく、活発に、グループ活動を続けておられました。
その様子は、周囲の人からは、『○○さん、大きな悲しみに遭ったのにかかわらず、今までと変わらないくらいに、元気に頑張っておられるねえ』、と感心されていました。
しかし、お嬢さんを亡くしてから約1年くらい後に、大腸がんが悪化して、ご本人が亡くなられたのです。
このケースのように、ご本人が亡くなった直接の原因は誰にもわかりませんが、お嬢さんの自死の影響を、適切に処理できなかったからであろうことは、大いに想像ができます。
このような大きなストレスを受けた場合には、人の健康に表れる場合には、3つのケースが考えられます。
(1)は、身体に不調が現われる場合。
(2)は、精神的に、心に不調が現われる場合。
(3)は、身体と心との、両方に不調が現われる場合。
です。それでは、次回からは、(1)、(2)、(3)について、順次考えていきましょう。

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神戸北ストレス科学研究所

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