認知行動療法について(その14)

前回の(その13)では、友達と旅行をするのに、行き先について希望がわかれたというお話しをしました。自分は北海道に行きたいのに、結局は九州に行くことになり、イヤイヤ、シブシブついて行ったという話しです。
それでは、この場合にどのように対処すれば、せっかくの旅行が楽しい、有意義なものになったのでしょうか? それは言うまでもなく、今回はみんなの希望通りに、九州に行くことに賛成して、九州の観光地を楽しもう、という気持ちで参加するのが一番、適切な対応だったでしょう。
しかし、単に、他のみんなの希望通りになってしまったというのでは、自分の気持ちは納得しないので、たとえば、その代わりとして、『それでは次回は、北海道に行くことを考えてね!!』、というように、自分の気持ちの納得点も見つけておくことが必要です。
つまり、いつも自分を犠牲にするばかりではなくて、自分の主張もしっかりとみんなに伝えておく、という態度が必要です。
そのときに大事なことは、自分の考えを相手に伝える時には、出来るだけ説得力がないといけませんので、自分の希望である北海道旅行を主張する時には、北海道の観光地の特色や、かりに、旅費が九州よりも安いのであれば、旅費が九州旅行よりも安くあがるしね、というような説得をするようにしましょう。
このように対応することは、トレーニングを重ねることで、だんだんと慣れてきますので、認知行動療法で練習をしていくといいのです。

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神戸北ストレス科学研究所

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