認知行動療法について(その4)

もう少し詳しく、『認知』について考えてみましょう。
例えばの例として、次のような状況を考えてみましょう。この例は、ウソのようなホントの話としてよく例に出されますが、ウソの話しであれ、ホントの話しであれ、充分にあり得ることだろうと思います。
ある年配のご夫婦がおられて、ある日、奥さんがご主人に買い物を頼みました。頼んだ買い物は、キャベツを1玉です。そして、『値段はたぶん300円くらいだから、千円渡しますので、お願いします』、と言ってお金を渡して頼みました。
ご主人が買い物から帰られて、『キャベツはここに置くよ!!』、と言って台所の片隅に置きました。そこで、当然、お釣りがあるはずですので、奥さんが、『お釣りは?』、と聞いたのです。
そうしたら、それを聞いたご主人が、突然、顔色を変えて怒り出しました。そして、『お前は、ワシに何ということを言うんだ!!』、と言って、激しい口調で奥さんを責めたのです。
この場合、皆さんは、どういうことが起こったのだとお考えになられますか? 『認知』という観点から考えてみて下さい。
次回のブログに続きますので、ご主人が怒り出した原因を想像してみておいて下さい。

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