所長紹介

所長紹介

現在、私は、『関西医科大学心療内科学講座』の研究員をしております。主たる研究テーマは、『心理的なストレスと病気との関係』です。現今では、心理的なストレスは、多くの病気の原因の一つと考えられています。ストレスが亢進しますと、自律神経系が乱れやすくなり、あわせて、身体の免疫力が低下しますので、病気にかかりやすくもなります。つまり、自己治癒力が落ちてくるわけです。

皆さまもよくご存知のように、『がん』をはじめとしまして、『リウマチなどの自己免疫疾患』、『各種の感染症』、さらに最近では、『認知症』もストレスが大きく関与しているということが分かってまいりました。このように、ストレスが原因の一つである病気を、一般的に『ストレス病』と呼ぶこともあります。専門的には、『心身症』といわれています。

このような『こころ』と『身体』の関係を、『心身相関』とよんでおります。当所での指導の中で、一貫して基本となっているのが、この『心身相関』の考え方です。

ストレス病が疑われますと、たいがいは市中の精神科とか心療内科を受診される方が多いと思います。しかし、その場合の『心療内科』には、『精神科出身の心療内科のお医者さんが多い』ので、身体の症状や不調につきましては、適切な対応がしてもらえない場合があります。
そういうことがないように、『内科系の心療内科のお医者さん』に診てもらうのがいい場合が多いのです。

私は、関西医科大学心療内科の関係や他の、たくさんのお医者さんとの人材ネットワークを持っておりますので、ご希望の方や、私がご紹介したほうがいいと考えた方には、ご紹介することができます。それらのお医者さんは、そのほとんどが、『内科系の心療内科』のお医者さんです。

それらの病院やクリニックには、①『関西医科大学附属病院心療内科 (大阪府枚方市) 』の 福永幹彦教授など、②『 西京都病院心療内科 (京都市西京区) 』の中井吉英先生 (関西医大心療内科名誉教授)、③『ナチュラル心療内科 (新大阪) 』の竹林直紀先生、④『ナカノ花クリニック(大阪府堺市) 』の大槻不二比古先生、⑤『神戸赤十字病院心療内科 』の村上典子先生、黒田綾先生、などがおられます。

ご相談者の病状に、一番合った先生をご紹介することが出来ます。

また私は、当研究所 (神戸市北区) の近隣の施設で、健康教室のインストラクター (「呼吸法」とか「中国の気功法」など) をしております。①『神戸市北神区文化センター』、②『神戸市西区文化センター』、③『エコールリラ文化教室 (神戸市北区「岡場駅」近く) 』です。ご関心がございましたら、ご連絡下さい。詳しい内容をお伝え致します。

さて、私自身も、40才代にストレス病になりました。またさらに、60才代には、『悪性リンパ腫』という『血液のがん』を患い、5か月間入院して「抗がん剤」→「放射線」の治療を受けました。そのような経験も、皆さまからのご相談を受ける時や、指導する場合には、大きな参考になっております。

私の『ストレス病』は、『書痙 (しょけい) 』という病気でした。ほとんどの方は、その名前もお聞きになったことはないと思います。これは、『書痙』という文字通り、『文字を書く時 (書) に、 (指と腕の) 筋肉が痙攣 (痙) する』という病気です。ですので、字がうまく書けなくなります。

この『書痙』という病気は、『こころのストレスが、からだ (指や腕の筋肉) に現れた』、典型的なものです。当時、私は、仕事が忙しくて、朝は早くから、夜は10時、11時まで業務をこなしていました。仕事のプレッシャーも半端ではなくて、3か月間、一日も休日なしで勤務したこともありました。その結果として発病したのだと思っています。

あわせて、『ひどい不眠』、『うつ状態』そして、『出社拒否』のような日々が続きました。
もう40年近く前のことですので、当時は今のように心療内科も一般的ではありませんでしたが、大阪市内の勤務地の近くで、たまたま見つけた『心療内科・内科』で治療を受けました。そのおかげで、ほぼ完全に治りましたが、今でも、長い時間、字を書きますと、指と腕が普通の人よりはすごく疲れます。

いまから思いますと、近くにあったのが、『精神科・心療内科』ではなくて、『内科・心療内科』でしたので、こんなにスムーズによくなったのではないかな、と確信しています。

61才で見つかった、『悪性リンパ腫』というがんは、名前からはがんとは思えませんが、れっきとした、『血液のがん』の一種です。このときにはもう、関西医大心療内科の研究員をしておりましたので、心療内科のお医者さんから、『普通のがん専門のお医者さんからは聞かせてもらえない、治療に役に立つ情報をたくさん教えてもらうこと』ができました。

そのおかげもありまして、18年経った今も、再発もせずに、元気に過ごせています。ご存知の通り、どんな種類のがんでも、再発の危険性は相当にあるものですが、私はなんとか乗り越えております。そのためには、自分なりにかなりの努力をしているつもりではありますが・・・。

病気になっている間は、『もうこの病気は、治らないのではないか !!』、と思い悩んでおりました。しかし、適切なお医者さんの治療を受けて、自分が治す努力をすれば、多くの場合には治せるんだ、ということを自分の経験から学ぶことができました。

そういう経験も皆さまにご紹介して、ご一緒に回復に向かって、お手伝いをさせていただきたいと思っております。

神戸北ストレス科学研究所

電車・バス:神鉄「岡場駅」下車。「東有野台」行、「有野台4丁目」下車。
お車:「有馬街道」の「五社北」交差点から5分。「岡場駅前」交差点から6分。

兵庫県神戸市北区有野台 3-18-2
固定電話:078-987-5759
携帯電話:080-6161-9580

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